NPO法人 ハーモニー・アイ私たちはiPadを通してロービジョン(弱視者)の方の支援を行います。hamony-i サポーター

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第11回iPadサポーター交流勉強会 "マップコンシェルジュと地図アプリの使い方を学ぼう!"

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勉強会レポート

サポーターの定期交流会です。
前回のロービジョン(弱視)体験メガネ体験会の振り返りと、マップコンシェルジュによる地図アプリのよりよい使い方についてのレクチャー、および、参加者が作成した地図を使った野外体験が実施されました!

1.ロービジョン(弱視)体験メガネ体験会の振り返り

第10回の体験会を企画された視能訓練士の会員から、体験メガネの作り方と作成を思い立った理由の説明、今後の活用方法に関する提案がありました。

体験メガネを作った理由と今後の活用について

ロービジョン(弱視者)がiPadを活用するには、単純にアプリで明るくすれば良い、文字を大きくすれば良いと単純ではないということを知ってもらいたい。
今便利と思っているアプリが、体験メガネをかけても本当に便利なのか、どうすれば使いやすくなるか、便利な状態、危険を回避する状態を情報共有していきたい。

様々な見え方に合わせることができます

人によって視野の中心が違うため、定型化するのは難しいですが、ご依頼があれば、個々の見えにくい状態に合わせたものを作ることができます。
例えば、小さなお子さんなど自分の意見や要望を適切に表現できない方をサポートする場合でも、その方の見え方を実感できれば、こちらから良い提案ができるようになるのではないでしょうか?

  • 体験メガネの例

視力0.2相当の見え方を再現するフィルム

  • フィルムが入っている袋
  • フィルム越しのブラウザ
感想

実際、この体験メガネを各種かけてみると想像以上に見えないことがよく分かります。
まだまだ、iPadをいかに活用するか分からないことも多いので、どんどん活用していきたいと思います!

2.iPad/iPhoneでの地図アプリの使い方と野外体験

マップコンシェルジュ飯田哲 (いいだ さとし)さんから地図の見方と迷わず目的地へ辿り着くためのコツを伝授頂きました!

  • 飯田さんが地図の見方を説明中
  • 目的地へのルートは最短である必要は無く、一番分かりやすいルートをみつける
  • 曲がる回数少なくし、なるべく大きめの道路を通るようにする
  • 北の方向を意識して歩く
  • 写真の保存を活用する
    • 地図をスクリーンショットでiPadに保存する
    • 地下では地図アプリが使いづらいので、駅前の看板なども写真に撮っておくと便利
  • アプリが面倒であれば紙を活用する
  • 電源不要、回転も楽々。ただし印刷が面倒。

飯田さんご指導の元、マップアプリを見ながら、会場から最寄り駅までのルートを紙に描いてみました!

ポイントとなる場所に、目印になりそうな交差点名やお店の名前を記入していくと、
目的地まで辿り着くためにはどういう情報が必要なのか、分かります。

  • 飯田さんが参加者へ指導中の姿

ロービジョン(弱者)の会員さんが描いた地図。しっかり描かれています! 地図には、目的地までの手がかりだけでなく、行き過ぎた事がわかるような目印も描き込むと良いという事を教わりました。

  • 飯田さん指導で作成した紙の地図

描き終えたら、マップアプリで目印に見えたところは本当に目印になるのか、確認しながら、実際にそのルートを歩いてみます。

  • 紙の地図に合わせて歩く参加者

到着した最寄り駅に設置されている地図と描いた地図を見比べます。駅の地図は方向がわかりにくいことが多いようですね。

  • 駅の地図看板と紙の地図を比較する様子
感想

実際に歩きながら確認していくと、地図に載っていない有効な目印を見つけたり、逆に地図にはっきり描かれている目印が目立たなかったりというギャップがあることに気づきました。

弱視(ロービジョン)の参加者からは、「駅を出たらまずは左右の近い場所に見えるものを確認する」というお話をいただき、位置関係の確認の仕方にも見え方による違いがあることを再認識しました。

また、コンビニは夜も明るくて目印になりやすいのに対し、銀行は看板が高いところにあることが多く、意外と目立たないそうです。

実際、ロービジョン(弱視)体験メガネをかけてみると大きな銀行の看板に気づきませんでした。

地図で見て目印になりそうでも、実際はそうでもないものがあるみたいですね~。

最後に、シニア会員(60代後半)も参加されていたのですが、
「家で場所をネットで確認」→
「頭にいれたつもり」→
「でかける」→
「あれっ、現地についてみたらイメージしていたものと違う」→
「もう、わからない?」→
「地図アプリなりで住所をから検索すればいいけど、面倒?よくわからない」→
「会場にいる人に電話して聞こう」
と、地図を見る以前に、スマホやダブレットを持っていても活かしきれていないケースがあるようです。

これは、シニアに限らず、一般講座の主婦層などでもよく見られるパターンです。

そこで、帰りにこのシニア会員のかたへアドバスしたのですが、毎回道ばたで「住所」から入力して探すのは確かに面倒ですし、住所の記録がどこにあったかわからなくなる事も多いので、事前に調べた後、自分のメールアドレスに調べた住所や詳細等を送っておくと、見たい時に、そのメールの住所をタップすると自動的に目的地を中心に地図アプリが開くので楽ちん!

その他にも、iPhoneやiPadに最初から入っている「カレンダー」アプリなどへも、予定と住所を書き込むことで、メールと同じように、住所をタップして地図アプリを開くことができます!

地図アプリは工夫次第で、もっともっと便利に使えますよ(^O^)/

勉強会について

マップコンシェルジュと地図アプリの使い方を学ぼう!

日時
2013年9月21日(土曜日) 15時00分~16時50分
場所
株式会社 アーク情報システム 本社分室会議室
東京都千代田区五番町6-1 サンビューハイツ5番町
参加人数
25名(会員・一般合わせて)
会費
1,000円(税込)
応募方法
こくちーずのページからお願いします。:参加申し込みページ
内容
14:50-15:00 受付
15:00-15:30 ロービジョン体験オリジナルメガネについての説明
15:30-16:50 iPad,iPhoneでの地図アプリの使い方と野外体験
(2~3人で組んで実施します。使用するアプリは、yahoo地図を利用します。)
お願い
会場にはインターネットの環境がないので、参加者は事前に自分の端末に「Yahoo地図」のアプリをダウンロードしてきてください。
講師プロフィール
飯田哲 (いいだ さとし)
OpenStreetMap Foundation日本支部(OSMFJ)メンバー / マップコンシェルジュ株式会社・OSM事業部マネージャ。
OSMコミュニティの一員としてマッピングパーティや勉強会を開催、各種アイデアソン・ハッカソンイベントのスタッフとして参画するなど、自由なライセンスと技術の普及に従事している。

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