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音のアクセシビリティについて

2011年10月30日更新

インタビュア
ハーモニー・アイ理事長 馬塲寿実
ゲスト
武者 圭さん………サウンドスケープ・デザイナー

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音のアクセシビリティについて

今回は、まだ日本ではそれほど広まっていない、音のアクセシビリティ「サウンドスケープ」と言う分野について、武者圭さんへお話を伺っていきます。武者圭さんは、視覚障害と呼吸の障害がある中、その障害があるからこそ音には敏感だということで、 この職業をなされています。非常に興味深いお話が伺えました。

インタビュア(馬塲)
サウンドスケープという言葉は、初めて聞いたのですが、どういった意味な のですか?

武者圭さん
サウンドスケープとは、身の回りの音環境を音の意味づけから整理整頓して分 類し、できるだけ心地よい音環境を調査・研究・デザインしようという考え方 です。カナダの作曲家・マリー=シェーファーが町中の工事騒音にへきへきし た経験から、身の回りの音環境のフィールドワークを通じて定昇し始めました。

インタビュア(馬塲)
武者さんは、どうしてそのサウンドスケープに興味をお持ちになったのですか?

武者さん
私は1987年に国立音楽大学へ民俗音楽を研究しようと入学しました。そこに偶 然にもサウンドスケープを研究している庄野進先生がおられ、私自身は、サウ ンドスケープという分野を大学入学直後に知りました。普段から音環境を手が かりに生活している視覚障害者として、私は、その新しい学問に一気に引きつ けられました。 ちょうど1987年ころから、JR新宿駅を皮切りに、列車の発車ベルや発車ブ ザーが発車メロディーに代わるようになっていきました。そのとき、視覚障害 者の感想として、どの駅の何番線か分かってありがたい、という声が聞かれる ようになりました。 私も先生から、視覚障害者の一人として発車メロディーへの感想を求められま した。この回答を導き出す中で、自分だからこそサウンドスケープにかかわっ ていけると確信しました。

インタビュア(馬塲)
今までに、武者さんがお仕事で関わった具体的な場所があれば、教えていた だけますか?

武者さん
日本郵政公社が熊本県熊本市に建設したメルパルク熊本で、その館内音サイン 誘導システムが私の代表作です。今年8月に呉市で開催される福祉のまちづく り学会でも、このシステムについて発表する予定です ※ メルパルク熊本  〒860-8517 熊本市水道町14-1

インタビュア(馬塲)
今後、高齢者社会になる日本において、特に注意していかなければいけない、音のUDについて教えてください。

武者圭さん
欧米と日本を比べると、日本には音が溢れすぎています。これからは、必須な 音と不必要な音を切り分け、耳に負担の少ない音環境をできるだけ目指すべき だと思います。余分な音を少なくすれば必要な音が聞こえやすくなり、結果と して高齢者を含めた難聴の人たちに優しい音環境となります。

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