AGAが治療できるのは、AGAクリニック(AGAだけを治療する医療機関)、美容皮膚科・形成外科・美容外科、皮膚科です。それぞれの医療機関によって治療方法や対処法に微妙な違いがあります。まず、AGAクリニックや一部の美容皮膚科などでは、メソセラピー(脂肪溶解注射)やHARG(再生技術による薄毛・脱毛治療法)ができます。皮膚科では、脱毛予防薬(フィナステリド)の処方のみ可能です。いずれにしろ医療機関では問診があって、現在の髪の状態や生活習慣について聞かれるでしょう。この点に関しては特に難しく考えることなく正直に答えればいいです。それが済めば、検査(医療機関によって多少違う)があり、今後どのような治療をどのように継続するかが決められます。
医療機関へ行かずに自分で育毛剤やサプリメントを購入して、育毛や発毛を促すという方法もあります。それで効果が出ればいいですが、実際には難しいケースも多く、思ったほどうまく行かないこともあります。そのような場合に期待できるのが医療機関での治療です。医療機関では、AGA治療に特に効果がある治療薬を処方してくれるので、薬局やドラッグストアで購入する製品よりも薄毛や脱毛への対策として優れている場合も多いです。AGA治療薬にもまれに副作用が出る場合がありますが、医療機関で治療を受けている場合は、医師が迅速に対処し、適切な薬に変えてくれます。また、医療機関によっては投薬治療で効果が出ない場合、注入治療や自毛植毛など他の方法を行って、育毛・発毛を促してくれるところもあります。